すべてのがん患者さんが治る社会を実現する

日本の3大生活習慣病の中で悪性腫瘍(がん)の罹患数は増加の一途を辿っています。またがんは治療などの影響により身体機能やQOLを低下させることから、今後日本が目指すべき健康寿命の延伸に対して明らかな弊害要因となっています。さらに急速な超高齢化社会に伴い、国庫の医療費負担は年々増加することが予想されることから、がん患者数を減らすための有効性のある治療法をはじめ、早急な対策や様々な整備が急務になっています。

がん患者さんは告知後、治療に向けてこれまでの生活からの変化を余儀なくされることに伴い、先々に対する不安を抱えます。治療中や治療後においても様々な変化に対応しなければならず、それが不安や悩みを誘引するもとにもなりかねません。近年、がんに対する免疫療法が革新的な標準療法として注目されています。免疫治療は患者自身の免疫細胞を利用する治療方法ですが、臨床効果を示す患者さんと示さない患者さんがいます。効果を示さない原因は様々ですが、その中の一因として患者さんが抱える不安や悩みなどのストレスがあげられます。ストレスは免疫に影響を及ぼす因果関係にあることから、そのような精神的ストレスがあると、免疫療法の効果は限定的になることが示唆されます。

そのため弊社のビジョンであるすべてのがん患者さんが治る社会を実現するためには、科学的根拠に基づいた有効性のある医薬品が数多く販売承認されることに加え、患者さん自身の不安や悩みが解決でき、安心して治療に臨める環境を提供することが不可欠と考えます。患者さんが安心を得る環境の一つとして欠かせないのは、療養生活を送るうえでの正しい情報です。生活が一変するのに伴い必要とする情報やサービス・アイテムも変わりますが、それらを入手するためには労力を必要とします。実際、私の母ががんで入院したとき、公的サービスを受けるため、また体調の変化に応じて必要なアイテムを探すために家族も含め手間と時間を要しました。

弊社の運営サイト「がん療養生活情報室」では、根拠のある資料等からの情報と関連サービス・アイテムの紹介を通じて、患者さんやそのご家族が療養生活に必要な情報をより早く的確に収集していただくことを目的としています。多くの患者さんやそのご家族の悩みや不安の解決に役立てられたら嬉しく存じます。

当サイトでは、サイト内で療養生活に関連するサービス・アイテムをバナー広告やリンクで紹介しています。そのリンク先での購入の一部が収益になりますが、その収益の一部をがん治療の開発費用に充て、多くの医薬品販売に役立てることも弊社の目標としています。

どうぞよろしくお願いいたします。

代表取締役 赤川 栄二